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令和5年第1回(3月)定例会(第29日目) 名簿
令和5年第1回(3月)定例会(第29日目) 本文

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  1. 二宮町議会 2023-03-29
    令和5年第1回(3月)定例会(第29日目) 本文


    取得元: 二宮町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-29
    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和5年第1回(3月)定例会(第29日目) 本文 2023-03-28 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 166 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 2 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 3 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 4 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 5 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 6 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 7 : ◯1番・予算審査特別委員長【羽根かほる君】 選択 8 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 9 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 10 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 11 : ◯12番【大沼英樹君】 選択 12 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 13 : ◯3番【岡田幸次郎君】 選択 14 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 15 : ◯7番【松崎 健君】 選択 16 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 17 : ◯10番【古谷健司君】 選択 18 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 19 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 20 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 21 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 22 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 23 : ◯4番【一石洋子君】 選択 24 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 25 : ◯1番【羽根かほる君】 選択 26 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 27 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 28 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 29 : ◯13番【野地洋正君】 選択 30 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 31 : ◯9番【前田憲一郎君】 選択 32 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 33 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 34 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 35 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 36 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 37 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 38 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 39 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 40 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 41 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 42 : ◯町長【村田邦子君】 選択 43 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 44 : ◯政策部長【志賀道郎君】 選択 45 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 46 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 47 : ◯4番【一石洋子君】 選択 48 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 49 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 50 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 51 : ◯4番【一石洋子君】 選択 52 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 53 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 54 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 55 : ◯4番【一石洋子君】 選択 56 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 57 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 58 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 59 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 60 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 61 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 62 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 63 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 64 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 65 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 66 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 67 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 68 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 69 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 70 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 71 : ◯12番【大沼英樹君】 選択 72 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 73 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 74 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 75 : ◯12番【大沼英樹君】 選択 76 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 77 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 78 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 79 : ◯12番【大沼英樹君】 選択 80 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 81 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 82 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 83 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 84 : ◯4番【一石洋子君】 選択 85 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 86 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 87 : ◯12番【大沼英樹君】 選択 88 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 89 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 90 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 91 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 92 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 93 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 94 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 95 : ◯12番【大沼英樹君】 選択 96 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 97 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 98 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 99 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 100 : ◯12番【大沼英樹君】 選択 101 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 102 : ◯4番【一石洋子君】 選択 103 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 104 : ◯12番【大沼英樹君】 選択 105 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 106 : ◯4番【一石洋子君】 選択 107 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 108 : ◯12番【大沼英樹君】 選択 109 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 110 : ◯4番【一石洋子君】 選択 111 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 112 : ◯12番【大沼英樹君】 選択 113 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 114 : ◯4番【一石洋子君】 選択 115 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 116 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 117 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 118 : ◯8番【浜井直彦君】 選択 119 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 120 : ◯3番【岡田幸次郎君】 選択 121 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 122 : ◯7番【松崎 健君】 選択 123 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 124 : ◯2番【小林幸子君】 選択 125 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 126 : ◯1番【羽根かほる君】 選択 127 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 128 : ◯9番【前田憲一郎君】 選択 129 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 130 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 131 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 132 : ◯13番【野地洋正君】 選択 133 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 134 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 135 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 136 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 137 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 138 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 139 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 140 : ◯6番・総務建設経済常任委員長【小笠原陶子君】 選択 141 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 142 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 143 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 144 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 145 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 146 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 147 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 148 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 149 : ◯4番・教育福祉常任委員長【一石洋子君】 選択 150 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 151 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 152 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 153 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 154 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 155 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 156 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 157 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 158 : ◯5番・政治倫理推進特別委員会委員長【渡辺訓任君】 選択 159 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 160 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 161 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 162 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 163 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 164 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 165 : ◯議会事務局長【二見敏夫君】 選択 166 : ◯議長【根岸ゆき子君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                             午後1時00分 開議 ◯議長【根岸ゆき子君】 皆様、こんにちは。  ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。  ────────────────────────────────────────────  日程第1 令和5年度予算審査について       議案第18号 令和5年度二宮町一般会計予算       議案第19号 令和5年度二宮町国民健康保険特別会計予算       議案第20号 令和5年度二宮町後期高齢者医療特別会計予算       議案第21号 令和5年度二宮町介護保険特別会計予算       議案第22号 令和5年度二宮町下水道事業会計予算 2: ◯議長【根岸ゆき子君】 日程第1「令和5年度予算審査について」町長提出議案第18号、第19号、第20号、第21号、第22号を一括議題といたします。 3: ◯議長【根岸ゆき子君】 職員をして朗読させます。 4: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 5: ◯議長【根岸ゆき子君】 委員長の報告を求めます。 6: ◯議長【根岸ゆき子君】 羽根議員。 7: ◯1番・予算審査特別委員長【羽根かほる君】 それでは、令和5年度予算審査特別委員会の委員長報告を申し上げます。  令和5年度予算審査特別委員会は、本定例会第10日目の3月9日に付託を受けました。  「令和5年度二宮町一般会計予算」町長提出議案第18号、「令和5年度二宮町国民健康保険特別会計予算」町長提出議案第19号、「令和5年度二宮町後期高齢者医療特別会計予算」町長提出議案第20号、「令和5年度二宮町介護保険特別会計予算」町長提出議案第21号、「令和5年度二宮町下水道事業会計予算」町長提出議案第22号を3月16、17、22、23、24日の5日間にわたり、本会議場において、町長、副町長、教育長、部長、課長以下担当職員の出席を求め、慎重審議いたしました。  委員会審査では質疑応答を行い、審査終了後に一括討論を行いました。
     採決の結果、町長提出議案第18号は賛成多数で可決すべきもの、第19号は全員賛成により可決すべきもの、第20号は賛成多数で可決すべきもの、第21号、第22号は全員賛成により可決すべきものと決定し、次の審査意見を提出するものであります。                  令和5年度予算審査意見  1.役場新庁舎整備は、ラディアンや駅前複合施設等を活用し費用を抑えコンパクトな施設とし、早   期完成を実現されたい。  2.防災訓練は、夜間やペット同伴など、様々な状況を想定し一歩進んだ訓練を実施されたい。  3.消防庁舎改修は、職員の勤務環境を改善すると共に、切れ目なく災害対応できるよう努められた   い。  4.地域公共交通推進事業がより広く意見を聴取し、交通弱者に対する施策を明確に講じられたい。  5.ヤングケアラーへの認識を深めるため研修等を実施し、緊急時のみならず常時支援を進められた   い。  6.小中一貫教育推進事業については、保護者・町民に十分な周知を行い、理解を深める取り組みを   進められたい。  7.農業・商工業振興において、光熱費・原材料高騰等に伴う状況把握に努め、適切な支援をされた   い。  8.公園統廃合計画に当たっては、福祉的視点を取り入れ高齢者・障がい者等、誰もが利用しやすい   ものとされたい。  以上ではございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 8: ◯議長【根岸ゆき子君】 ただいまの委員長報告に対する一括質疑に入ります。                  (「なし」との声あり) 9: ◯議長【根岸ゆき子君】 質疑なしと認めます。  これより一括討論に入ります。  お待ちください。 10: ◯議長【根岸ゆき子君】 大沼議員。 11: ◯12番【大沼英樹君】 私は、議案第18号、一般会計予算に反対、3特別会計、1事業会計ですね。これについては賛成の討論をさせていただきます。  ここ数日のニュースで給食の無償化は国も推進を予定しており、各自治体でも取組が進んでいることが報道をされています。  しかし、二宮町の5年度予算で、子どもがまんなかは実現されているようには感じないものでした。ヤングケアラーに対する対応も乏しく、保育士不足に対する研究が十分されていないことから、対応は後手に感じます。  (仮称)にのみや学園としてスタートを掲げる小中一貫教育校は具体的な取組が示されず、年間6,000万円以上を支出し、力を入れて推進しなければならないはずのICTは休校時に朝礼程度の運用とのことで、動画配信など、活用がいまだにされておりません。これでは、コロナ、また、インフルエンザ休校などの遅れを急いで取り戻すことになり、学習の遅れや学習不足が発生することになり、各ご家庭では遅れを補うための塾負担など、子育て世代が背負う環境を十分に見通しているようには感じません。  また、不足したままの民生委員、消防団員をはじめ、地区役員の成り手不足に対する対応も見られず、声なき声を拾う努力が求められます。  ほかにも細かな点はたくさんありますが、その中でも一番の問題と感じているのは、ラディアン周辺行政機能等集約基本設計委託料4,620万円についてです。  現状でも立ち往生で計画変更している富士見が丘公会堂整備事業を目の当たりにして、県所有の果樹公園取得の状況が不明であり、果樹公園の廃止についても多くの町民は知らないものと思います。  5億とも10億とも耳にする果樹公園の取得費用の概算も明かされないまま4,000万円もの大金を支出し作成しようとする資料は、立ち往生や計画変更があれば効率的な行政運営からは程遠いものになると心配がされます。  このような状況で分からないものを承認することはできませんので、一般会計予算には反対をさせていただきます。以上です。 12: ◯議長【根岸ゆき子君】 その次、岡田議員。 13: ◯3番【岡田幸次郎君】 町長提出議案第18号、19号、第20号、第21号、第22号について、賛成の立場で討論をいたします。  今回の予算には、新規事業、物価高騰対策及び新たな町の創造に向けて、さらなる成長発展につながる期待感のある事業予算が盛り込まれていることを高く評価しました。  また、私の12月、3月の定例会一般質問に対しても、前向きな取組や市政一つ一つ誠実に対応していく町の意思が感じられたことを評価しました。  類似すべき項目として2点申し上げます。  1点目は、青少年健全育成事業について、時代背景や人材不足を反映した組織再編及び運営方法を見直し、各団体の実情に合った取組をお願いしたい。  もう一つは、有害鳥獣対策事業では、農作物被害防止はもちろん、市街地での被害防止及び捕獲体制の強化を予算化し、継続的な対策をお願いします。以上、私の賛成討論といたします。 14: ◯議長【根岸ゆき子君】 松崎議員。 15: ◯7番【松崎 健君】 私は、令和5年度一般会計予算、第18号のみに反対、その他には賛成の立場で討論します。  よいところもたくさんあるのですが、反対討論の趣旨に鑑み、私が最も問題視する点のみについて討論させていただきます。  施設再編推進事業のラディアン周辺行政機能等集約基本計画設計委託料4,620万円の予算は、今後の二宮町の向かう方向性を決める極めて重要な予算と考えます。  この方向性が合理的なものであるかを考えたとき、様々な角度で非合理的と言わざるを得ず、この点に絞って討論させていただきます。  この計画の軸となり、私が最も問題視するのは、ラディアン周辺に建設を予定している新庁舎であります。  まず、人口減少社会に突入した日本において、新しい箱物の建設は、必要性を十分に考え、慎重であるべきです。  二宮町人口ビジョンによると、2060年の人口は2010年と比べ、約5割減少するとされています。そのため、2060年に向かって出生率を2.07まで回復させるとともに、転出超過である社会移動をゼロにし、2060年において、二宮町の人口を1万7,000人以上とすることを目的とするとしています。  この目標は、自治体が消滅するのではないかという危機感から設定したとの答弁がありますが、目標達成により消滅が免れるとする根拠は示されていません。近い将来の消滅の可能性のある町に巨費を投じての新庁舎建設は慎重であるべきです。建設を前提とするなら、よりしっかりとした人口施策を講じるべきです。そのことについて、私は否定しません。  この人口減少社会への突入を受け、神奈川県は、神奈川県における自主的な市町村の合併の推進に関する構想、こちらは平成19年10月に策定されておりますが、これを作成。この中で、県の人口も将来減少に転ずると予測されるとともに、少子高齢化は一層進展していくと見込まれるとする中で、市町村が住民の負託に応えた行政サービスを展開していくために、一定の人口規模、行政区画を有することが期待されるとして、市町村の自主的な合併を推進しています。  構想では、横浜市、川崎市の2つの政令指定都市及び19年3月に合併した相模原市を除いた30市町村について、5つの都市圏域が設定されています。我が二宮町は、平塚市、秦野市、伊勢原市、大磯町、中井町と共に湘南西圏域に含まれます。この圏域では、平塚市と秦野市に拠点性が認められるとして、両市を中心として広域連携の取組を進めていく中で、将来的に圏域一体となった合併検討への進展が期待されるとしています。この圏域において、二宮町が行政の拠点になることは考えにくいということを前提に巨費を投じて新庁舎建設の是非を考えるべきです。  この構想に合わない二宮町独自のまちづくりを推進するのなら、前述のとおり、よりしっかりとした人口施策を講じなければなりません。先ほど申しましたとおり、これについては、私は否定していません。  次に、建設に要する費用です。  これまで、町民に対しては20億円程度と説明して理解を求めてきたところであります。  新庁舎・駅周辺公共施設再編計画において、概算事業費は18.8億から24.4億円と算出していますが、具体的な事業費は基本設計後でなければ算出できないとしています。  しかしながら、この概算事業費は、ロシアによるウクライナ侵攻による建設資材高騰前に竣工された同規模程度の町庁舎建築の建設事業例を参照にはじき出したとしています。  さらに、現在示されている計画において、必ず発生することになる用地取得費、造成費、外構費、設計管理費は含まれていません。最終的な事業費は、計画に示された概算事業費をはるかに上回る額になると思われます。  参考までに、2月22日、神奈川新聞が報じたところによりますと、藤沢市は23年度から着工予定だった文化財収蔵庫の建設費が当初見込みの5億円から13億円に膨らむ見通しとなったとして、これを機に、機能や建設予定地も含め、見直しを検討するとしています。  本構想は、平成19年に策定されたいささか古いものでありますが、私が県庁に直接確認したところ、この構想は現在でも生きていることを確認させていただいております。構想を知らずに新庁舎計画のみならず基本構想を含む全てのまちづくり構想をについても、仮にこの構想を念頭に置いていないとしたら、見直しを迫る可能性が示唆されます。  次に、さきに示されたにのみや学園構想ですが、その中で、一色小学校の単級化と山西小学校の小規模化の問題は放置されています。空き教室が増えている両校を放置することは、教員の確保や校舎などの維持管理が非効率的になるばかりか、単級化による現場の窮状が私のところにも届いているのです。  両校を含む町内小学校3校、中学校2校は全て耐震診断を行い、その結果、補強が必要な施設は全て耐震改修が完了しています。躯体の健全性をめぐり、耐震診断時の既存データや現地調査により改築を要する施設はないことが確認できています。すなわち、町内小中学校5校は、おおむね頑丈であると言います。統廃合により生じた空き校舎の有効利用を庁舎利用を含めて検討すべきです。  人口減少社会への突入、二宮のような自治体は、現状のままでは消滅の危機にさらされていることになる日本のトレンドを直視せず、この日本のトレンドを受けて神奈川県が策定した合併推進構想における二宮町の位置づけを無視して、ロシアによるウクライナ侵攻によりもたらされた建設材料高騰という逆風を無視して新庁舎を建設することに合理的理由は見られません。  仮に予算が通り、基本設計を委託したところで、概算事業費を大きく上回る額が提示され、計画の見直しを迫られる可能性は高いことから、無駄な出費と言わざるを得ません。  新市庁舎建設に際して、その前提となる果樹公園跡地を県から購入することになりますが、使途に関して全くめどが立っていない町内の未利用地を8年以上も放置しておきながら、また新たな土地の購入です。民間の会社の事業展開としては考えられない無計画ぶりではないでしょうか。  町内には2つの小規模校が存在していて、いずれも耐震改修が完了していて、躯体の健全性も確認済みです。小中学校の統廃合による空き校舎の庁舎利用を検討すべきです。  さらに、総務省による自治体DX推進計画が推進する行政手続オンライン化により、町民が役場に出向く必要が低減します。同じく自治体DX推進計画が推進するテレワーク推進により、職員も役場に出勤する必要は低減します。これら全てを再検討の上で、改めて役場庁舎のあるべき姿を検討の上で基本設計を委託すべきです。  最後にもう一度繰り返します。基本設計を委託したところで、概算事業費を大きく上回る額が提示され、計画の見直しを迫られる可能性は高いことから、基本設計委託料4,620万円は無駄な出費と言わざるを得ません。以上です。 16: ◯議長【根岸ゆき子君】 古谷議員。 17: ◯10番【古谷健司君】 町長提出議案第18号から第22号まで全ての案件に賛成の立場で討論いたします。  令和5年度一般会計当初予算は、役場新庁舎建設、果樹公園の取得、駅前複合施設の検討などが位置づけられ、今後多くの財源が必要となることを示唆したものとなっています。  そして、多くの財源を確保するために、1、公共施設の再編は避けて通れないこと。2、これまで活用に向けた検討を行ってこなかった町の財産である未利用地については、今後は役場内において情報共有する場を定期的に設けるなど、普通財産の棚卸しを図り、各課等での有効活用や売却の可能性についても確認を行っていくこと。3、借金である公園や子どもの広場の借地料及び借地は職員の努力で毎年少しずつであるが減っており、これからも努力していくことなどが総括質疑、あるいは予算特別委員会の質疑で明らかになりました。これは大変評価されるものであります。  しかし、高齢者祝金事業や採用試験に伴う会場の借上料である施設借上料等、細かい部分でありますが、まだまだ努力できるところも数多く見受けられましたので、こういったものをしっかりと検討していただきたいと思います。  どこの自治体もそうですが、人件費が削減されており大変だと思いますが、できるところからよろしくお願いいたします。  その他、賛成できる理由を2点述べます。  まず、小中学校給食費です。  今年度当初予算では、小中学校給食費の段階的な無償化に向けて引き続き財源の検討をしていきながらも、経常収支比率の高い二宮町の財政状況の中で、小中学校給食費のうち、食材費高騰分として総額985万9,000円の補助を行うことは評価すべきことです。最終目的である小中学校給食費の無償化に向けて、少しずつでも歩み寄り、進んでいってください。  最後に、図書館資料整備事業です。  図書購入費は、財源状況の厳しい中、昨年と同様に予算額が計上されていることは評価されるものであります。また、図書の予約もどこでもネット予約できることはありがたいことです。  しかし、借りるのも返すのもラディアンまで行かなくてはなりません。将来的には百合が丘町民サービスプラザや小中学校の図書室なども開放して、ラディアンまで行かなくてもそこで返せることができるよう検討してもらいたいものですが、当面は費用もありませんので、返却ボックスだけでも二宮町や百合が丘町民センタープラザに置いてもらえればと思います。検討をお願いいたします。  ほかにも評価できる点はまだまだありますが、以上のようなことから本当初予算に賛成いたします。以上です。 18: ◯議長【根岸ゆき子君】 暫時休憩いたします。                                   午後1時24分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後1時30分 再開 19: ◯議長【根岸ゆき子君】 では、休憩前に引き続き会議を開きます。  では、次の方に討論を進めます。 20: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 21: ◯5番【渡辺訓任君】 私は、議案第18号から第22号まで、一般会計予算案と3特別会計、下水道事業会計の予算案について、一括して討論をいたします。  第18号、一般会計予算案については反対です。  本予算案は、町でも物価高騰が急激に進み、暮らしや営業が圧迫される、また、新型コロナウイルスとの共存の在り方をスタートする、そういった状況の中、村田町政3期目の初年度に当たっての予算案であります。前年度に比べ、コロナ禍の影響が少なくなることを見越して、町税や交付税が合わせて1億円を超えて増収する一方で、8,000万円を超える光熱費の増額など、厳しい状況もあります。第6次総合計画の初年度の予算案として、高齢者や障がい者に優しく、未来の子供たちにも豊かな自然環境をしっかり引き継いでいけるまちづくりをうたっています。  しかしながら、私は、本予算が未来の子供たち、高齢者、障がい者に優しいまちづくりを十分に支えるものにはなっていないと感じています。  具体的には4つの問題点を指摘したいと思います。  1つ目は、学校統廃合ありきの小中一貫教育を進める予算を昨年度70万円から380万円に大幅に増額して推し進めていることです。来年度当初より、施設分離型小中一貫教育校、にのみや学園が発足をいたしますが、町民、地域の理解が広がっていない中での実施は拙速と言わざるを得ません。  2つ目は、学校給食の無償化や小児医療費助成を高校卒業までに広げることなどについて先送りがされているということです。それぞれにあと8,000万円、1,400万円の原資が必要だとされています。これらが子育てや暮らしを支えることは、急いで求められる課題ではないでしょうか。子育て世帯に対する経済的な支援は本来国の役割だと考えますが、子供の医療費助成については、既に神奈川県下でも22市町村が高校卒業まで広げたことで二宮町が一歩遅れを取ること、このことも心配をしています。  3つ目は、物価高騰への対策、特に農林水産業、商工業者に対する施策が国事業待ちとなっている点であります。給食費の値上げをしない、ここのところは非常に評価できるんですが、そこにとどまっている点であります。事業者の方からは、コロナでもダメージを被ったが、今度は物価高で財布のひもが緩まない、本当に大変だとの声が上がっています。  最後に、国の施策とはいえ、マイナンバーカードの推進を推し進めるものになっていることです。ここまで進めても、国が持つとはいえ、昨年を超える250万円を直接の発行経費に充てています。さらに住民票などのコンビニ交付など、関連システムの整備と維持は既に巨大な箱物となっていると考えています。本人認証に当たって、世帯の趨勢は既にICカードではない、こういう指摘もされており、既に巨大な無駄遣いとなりかねないという指摘もございます。1人当たり2万円もつけなければ進まない、本来町民の要求に合わない事業を国の事業とはいえ、進めることは大きな問題であると感じています。  学校施設、地域集会室の改修や長寿命化を進めることや保育人員の確保の取組を一歩進めること、デマンド交通の導入も含めて、地域公共交通の見直しを進めること、空き家対策の継続と強化、障がい児の保育事業助成金の増額、気候非常事態宣言など、町民の要求を形に進めることについては大いに評価するものです。  発災時に命、暮らしを守るよりどころとなる新庁舎整備については、基本設計に基づいて整備費用を明らかにするとされています。少なくない方々が新庁舎整備が暮らし、教育などへの支出を圧迫すると心配をしています。前提が不明瞭な数字の独り歩きではなく、速やかに前提を明確にし、財政計画を示されるよう求めます。  地産地消、環境問題、遊休荒廃地対策など、これを町の成長のポテンシャルとして生かし、町を元気にする方策も進めていただくことを期待しています。  第19号議案、国民健康保険特別会計については賛成です。  県に対する納付金が5%も増える中、基金も活用して保険料を据え置くことを評価いたします。
     徐々に加入者数が減る中での運営は難しいものがあると思いますが、ほかの健康保険に加入しない、できない、全ての町民の健康を支えることが原点だと考えています。特定健診の内容充実、受診率の向上の取組を求めていきます。  第20号議案、後期高齢者医療特別会計については反対です。  本制度は、75歳の高齢者を切り離す差別的制度と考え、制度そのものに反対をしています。  昨年秋からは一定所得の方々の窓口負担が2倍に引上げられたことで、2つ受けていた診療科を1つに減らそうとか、年金が伸びず医療費がかかるようになったので生活費を切り詰めているなど、既に受診控えにつながることが起きています。制度の運営が県の広域連合でなされており、町が直接運営に関与できないことも問題です。  第21号議案、介護保険特別会計については賛成です。  今年度に続き、地域密着型施設の充実をさらに具体化されることを評価しています。  被保険者数がピークに達するも、高齢化がさらに進み、全体の介護度が上がっていくとされる中、介護予防諸施策と認知症対策を引き続き強めていただきたいと思います。  第22号議案、下水道事業会計については賛成です。  来年度が公会計導入の初年度となります。事業計画に大きな問題はないと考えます。  事業計画には、硬質瀝青管の塩ビ管への交換という新しい課題も生まれてきたようですが、ストックマネジメント計画に基づいて点検更新が着実に進められることを期待いたします。以上です。 22: ◯議長【根岸ゆき子君】 次は、一石議員。 23: ◯4番【一石洋子君】 私は、令和5年度一般会計予算、後期高齢者医療特別会計予算、介護保険特別会計予算、国民健康保険特別会計予算、下水道事業会計予算に賛成の立場で討論いたします。  一般会計では、施設再編推進事業として、新庁舎・駅周辺公共施設再編計画の基本設計委託料4,620万円が計上されています。令和5年度から6年度に係る継続費として総額6,600万円が見込まれるものです。  現庁舎の耐震脆弱性、幹線道路から遠い緊急時の交通環境、吾妻山崩落等の危険によるアクセス低下の高いリスク、老朽化によるインフラの修理にかかるコスト、職員及び町民の安全、また、人権ジェンダー配慮への懸念を全て払拭し、二宮町の重要な中心地域の一体的なデザインを行政、防災、福祉、環境、生涯学習、地域政策という多角的な未来に向けた展望を建築計画を通して具体的につくる取組を評価いたします。  合意形成に時間を要しましたが、どこの自治体でも同様の事案であり、ブラッシュアップした計画として迅速に進めていただきたいと思います。  二宮町の町民は、町がじり貧の辺境となることを望んでいません。知恵を集め、100年の計、1000年の計を持つべき世界の状況です。行政と住民の近いこの2万8,000の町規模の自治体でなければできないまちづくりに誇りを持って邁進いただきたいと思います。  今ほど、防災、福祉、環境、教育施策がつながって見える時代はかつてなかったのではないかと感じます。今までどおりでは駄目、対応策では駄目です。視野を広げて全体のつながり、動的な動きそのものから見直す必要があると思います。ラディアン周辺のランドスケープは活用するべきです。県の土地を生かすことも重要です。  教育施策では、総括で言及したフリースペースと心理教育相談員を増やす等の対応策と小中一貫教育設置の研究費があり、二宮町の教育行政が小中一貫教育を選んだこと、さらに磨きをかけて来るべき再編にソフトからパワーアップすること、評価いたしますし、コミュニティ・スクールを通して学校に地域の知恵を集めること、子供たちと共に未来を見据えて教育をつくる機運が高まることを期待いたします。  コロナの収束で人が人と集い、話し、つながる動きの新たな扉が開かれます。学校内の居場所づくりや部活動について、優れて子供たちと親和力のある多様な人材に開いていただきたい。子供たちは、若者を含めてもっと多様な人々との出会いが必要です。  一昨日、二宮町気候非常事態宣言に向けたシンポジウムが環境団体と共同で開催されました。海から見た地球というテーマで講演されたプロダイバーの環境活動家も東大の相模湾の定置網の研究をされている学者の方も、山林に人々がいかに向き合うかで未来が変わると言われました。  その中で、一色小学校、友情の山について児童が紹介するシーンがあり、会場が感動に包まれました。毎日子供たちは森に行ける。地域の方々が手塩にかけ続けた山です。山、つまり山林は今、環境科学のフロントです。2年前の新庁舎のワークショップでは、二宮小学校の校庭の真ん中に大きな木が2本あって、それで息子をここに通わせようと移住を決めたと言われた方がいたのを覚えています。  私は、教室に行きたくない子供は山で受け入れたいと思います。長野県の伊那小学校ではそれをやっています。日本の名立たる教育県の重要な教育法です。私は、山を使うコミュニティ・スクール、放課後子ども教室を推進すべきと思っています。異次元のコミュニティ・スクールです。そもそも昨日のシンポジウム「ぼくたちわたしたちの地球会議」は、環境団体と協働する異次元のコミュニティ・スクールと言えるのではと思います。二宮町気候非常事態宣言の発出と併せ、ダイナミックな展開を希望いたします。  福祉施策では、総括質疑でも取り上げました産前産後のケアの導入のほか、既に子育て包括支援センターで赤ちゃん訪問を行うなど施策が進んでいる中、発達支援に配慮した巡回相談の充実、また、出産子育て応援交付金事業、保育士確保策など、意欲が感じられました。  社会状況から、ひとり親家庭の保育園、学童保育の減免の割合は見直すべきでしょう。全ての子供たちを対象にした施策、例えば教育費無償化に時間をかけるスタンスであれば、喫緊で強いニーズを持つ家庭に配慮が必要です。  何度も言いますが、私としては、森のようちえんという自然の力を借りて子供を育てるという古代から長年普通にあった成育環境、北欧の成功した国としてフロントを走る国々が採用している方策を一日も早く推進するべきと思いました。大磯町でも研究が大学と共同で始まっているようです。  今よりも貧困家庭の多かった団塊の世代が家庭の貧富に関わりなく探究心や個性に幅広く柔軟な力のある子供が多かったのは、世間の包容力もありますが、野外の生物多様性の中で思い切り遊んだことが理由であると考えます。  二宮で子育てしたい、二宮で子育ての仕事がしたいと思う保育・教育環境、これも異次元の展開が望まれます。これは実践を通して道が開けるよう、私も尽力したいと思っています。  消防庁舎改修実施設計業務委託料、これも大規模改修に向けた実施設計で、令和4年からの継続費総額1,536万9,200円、庁舎を含め、職員の働く環境整備は評価いたします。防災減災のみならず、人権に対する施策でもあります。  防災も山が肝腎です。吾妻山の盛土部分が崩落したのは記憶に新しいところです。県のやっている海岸の砂防事業も全く同じ課題を抱えていると思いますが、近代土木の対処的な力業のような施工では想定外の自然の力をいなすことはできません。自然の力に目を凝らし、耳を傾ける、生かす科学技術を求めるべきです。  日本中の海岸線に松林を作ったのは、時の政府でありました。やはり国土強靱化の底には自然を生かすというビジョンがなければなりません。吾妻山は風致地区として条例化し、地主も町ぐるみで合意形成し、この自然を絶対に守ろうとした歴史があります。木々のない公園部分の崩落を防ぐには、森の部分の土壌の強靱化が必須です。しかも、古い森はCO2の吸収が少ない、森を更新し続けなければなりません。100年の計、1000年の計が必要です。知恵と力を集めなければなりません。林野庁は大きな事案で手いっぱいでしょう。二宮町が見せるべきはモデルだと思います。町内の若い力を集める覚悟が必要だと思います。若者を育て、生かす材料ではないでしょうか。腹を割って地主の方々と話していく必要があります。これも協働が必要な分野で、森林環境譲与税の活用は町内の循環が必須です。  施設再編推進事業で、継続費、(仮称)富士見が丘公会堂建設事業があります。私は昨年、植生、土壌の専門家の意見を実際に現地で見てもらい、聞いたことから、近代土木とは異なる専門家の意見を聞く場をつくることを要件として賛成いたしました。手つかずのやぶに近い丘にある公園の第一の要素、近代土木の擁壁で覆われる、あるいは一部覆われる土地のリスクについて、自然の力を生かすという選択肢の研究が未来を開くと思います。ここに分断されている地域住民をつなげる落としどころがあるのではと考えた次第です。  私は、近代土木でない自然の力を生かす方向で、地域住民の力も借りる風土再生の実践ワークショップを通して合意形成を図るほうが未来世代への投資になると確信しています。  下水道事業会計です。  事業会計に移行、担当課の方々のご尽力を評価します。持続型下水道整備、脆弱性対策、大地震に向けた整備など、さらなる尽力を期待いたします。  介護保険特別会計も妥当と評価します。  介護予防には新たな地域密着型小規模多機能施設等との連携、また、外出支援策でもある公共交通施策と並行した生活環境に乳幼児親子を真ん中にした居場所を組み合わせたまちづくりが課題ではと思います。最初に述べた駅周辺・公共施設再建計画にぜひとも多世代の福祉の向上に資するデザインの創出を望みます。  後期高齢者医療特別会計も、それから、国民健康保険特別会計予算も妥当と評価します。以上です。 24: ◯議長【根岸ゆき子君】 羽根議員。 25: ◯1番【羽根かほる君】 私は、一般会計、3つの特別会計、下水道事業会計、全てに賛成の立場で討論いたします。  以下、評価した点でございます。  私の一般質問でも行いました保育人材確保の促進について、具体的な策を打ち出したこと、ヤングケアラー等に対する緊急時子育て安心サポートヘルパーの派遣、産後ケアの実施です。いずれも全国的な課題と捉えています。他の自治体に遅れを取らず、令和5年度から実施できることを高く評価しております。  また、昨年の教育福祉常任委員会からの提言内容を踏まえていただいて、小学校への心理教育相談員の常駐をはじめとする校内における教育相談体制の充実、校内フリースペース等の居場所づくりへの取組の実現についても評価いたしました。  一方、燃料高、原材料高に対応せざるを得ない商工業の現状調査や対策への具体策がありませんでした。  令和5年度は子育て支援に重きを置いた予算が多かった印象ですが、事業者の方、また、町民の毎日は世の中の状況変化とともに新たな課題も表れてきます。この変化をいち早く捉え、町民の毎日の生活を支える施策を補正予算も活用しながら行っていただきたいと思っております。  今年は関東大震災から100年の節目の年となります。新庁舎の整備、また、現実的な避難訓練を実施して、災害に強いまちづくりを目指すことを期待しております。以上です。 26: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 27: ◯6番【小笠原陶子君】 私は、一般会計に賛成、また、3つの特別会計にも賛成、そして、下水道事業会計についても賛成の立場で討論いたします。  今回も安心・安全で住みよいまちづくりに寄与する予算であるかどうかとの視点で評価いたしております。  令和5年度は、長かったコロナウイルス感染症が何とか収束に向かうと思われ、国も医療体制を5月から第5類としてインフルエンザと同じように扱うとのことで、やっと3年前のように人々が交流できるようになると思われます。ぜひとも後退してしまった人と人との交流を蘇らせる施策を進めてください。  この3月の小学校・中学校卒業式に二宮町では町長が来賓として呼ばれていませんでしたが、大磯町も中井町も町長は列席しています。そろそろ頭を切り替えていただきたいと思っております。  さて、やはり賛否が大きく分かれるところのラディアン周辺行政機能等集約基本設計委託料4,620万円に賛成いたします。  令和3年度に取りまとめた新庁舎・駅周辺公共施設再編計画に沿って果樹公園に役場新庁舎を建設し、ラディアン周辺に行政機能を集約するため、竣工後23年が経過するラディアン、図書館のリニューアルやにのみやホテル跡地の活用も含めて、令和5年度は基本設計に着手するとのことです。  平成28年に起こった熊本の大地震を見て、村田町長は耐震補強をしていない役場を何とかしたいと移転計画を打ち出しましたが、議会の反対に遭って今日まで事業が進んでいません。当時、大きく反対した議員が任期途中で自己都合で退任したことには驚いたものです。  昨年度の予算賛成討論でも申し上げましたが、島国日本の経済は世界の情勢に振り回され、建設資材や人件費の高騰が進み、事業が遅れれば遅れるほど予算が増大してしまうということが見込まれます。  町長は、議会や町民に対し誠心誠意説明責任を果たし、速やかに計画にのっとって進めていただきたいと思います。  また、昨年に引き続き、老朽化した地域の集会所を粛々と更新していくことを評価いたします。  地域の集会所は、地域コミュニティ醸成の要です。また、地域包括支援システムには欠かせない場所となっております。  しかし、昨年度は富士見が丘2丁目の老人憩の家の建て替えで、近隣住民の説明不足から反対運動になってしまいました。事業に携わる職員や関係者は、自分自身の住まいの近隣が開発されるとしたらどう感じるのか、常に俯瞰して見てください。令和5年度の各建設事業については、手続でつまずかないようくれぐれも配慮していただきたいと思います。  また、子育て・教育関係予算を約22億5,400万円とし、令和4年度と比較し7,800万円増額しました。主な内容としては、子育て世代包括支援センターにのはぐで必要な支援につなぐ伴走型支援の充実を図るとともに、出産・子育て応援交付金として、2回に分けて合計10万円の経済的支援があり、それと一体として産後ケアを進めるということで、大変期待しております。  また、保育園の保育士不足についてです。  新規に常勤保育士として継続して勤務している方に就労支援給付金を支給するとともに、町内保育所の合同就職相談会を開催するなど、ようやく一歩進みましたが、町営保育園も老朽化し、維持管理に課題も多く、ぜひ引き続き保育予算の優先順位を上げていただきますよう要望いたします。  また、学校教育ですが、4月から町内全ての小中学校をにのみや学園と称し、施設分離型小中一貫教育を進めます。議会での質疑にあったように、しっかり保護者や地域の方にご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。  さて、高齢化に伴う地域の助け合いの仕組みです。  5年度も二宮町社協や13の地区社協、民生委員さんと手を取り合って事業を進めていくことになりますが、各種役員の成り手不足は深刻です。特に民生委員は令和4年11月に委員が切り替わりましたが、2か所で欠員とのことでした。国も町も単身世帯、つまり、一人暮らしが増えて、家族の助け合いがない時代になっています。政府は、標準世帯モデルをいまだに夫婦2人と子供2人の4人としていますが、全く実態に合っていません。地域のコミュニティー強化の方策を真剣に考えていかなければなりません。  そんな中で、今年の高齢介護課の予算に地域密着型施設整備補助事業として地域医療介護総合確保基金事業費補助金4,115万1,000円、補助額10分の10が計上されております。山西に看護と介護の両方でケアする施設が建設されるとのことです。  また、百合が丘に4月1日からオープンする地域密着型施設とともに、地域の高齢介護支援の充実を期待するものです。  次に、3つの特別会計と1つの事業会計です。  国民健康保険特別会計も後期高齢者医療特別会計も、町単独の事業ではない会計であります。この二宮町、大変高齢化が進む中で妥当な会計予算と判断し、賛成いたします。  また、介護保険特別会計は、介護予防事業の1つとして、各地域で通いの場が実施されております。ここでのボランティア不足が高齢化の進む地域では深刻になっております。町では令和4年度にボランティアの養成講座で実際にボランティアに参加する方を送り出すことができました。引き続き力を入れてください。  次に、下水道事業会計でございます。  えてして汚いものは全て下水に流せば処理できると思いがちですが、実際にはそうとも言えないんです。台風など大雨が降ると汚水を流出する場合もあります。私たちを含めて利用者全員が下水道の仕組みを理解するようしっかり周知し、持続可能な施設や仕組みを整えていくようにさらに希望したいと思います。以上で討論を終わりにします。 28: ◯議長【根岸ゆき子君】 それでは、野地議員。 29: ◯13番【野地洋正君】 私は、議案第18号から22号、令和5年度一般会計、3特別会計、下水道事業会計に賛成の立場で討論します。  令和5年度一般会計は、おむつ用ごみ袋の無償配布、ヤングケアラーサポート、保育士就労支援や各保育園の巡回相談増など、産前産後を含む子育て支援に関する事業が多く見受けられ、国全体の課題でもある人口減少、少子高齢化対策へもつながる施策として評価しています。各事業の目的を常に意識し、課題を抽出し、対策を取る、PDCAをしっかり回し、次年度以降にもつなげていただきたいと思います。  そして、今回私が賛成する最大の要因となるのが役場新庁舎整備に関する部分です。  村田町政2期目の4年間は、平成31年度予算から議会承認が得られず、次の段階である基本設計には進めませんでした。私自身、令和4年度予算において、施設再編推進事業1点に絞り、4つの理由を申し上げ、反対をしております。  では、なぜ5年度は賛成し、次の段階に進めようとするのか、皆様にご意見を聞いていただきたいと思います。  4点ございます。  1つ目です。一般質問でも申し上げたとおり、想定される大地震が今発生した場合、現役場庁舎での災害対策本部は機能せず、1分1秒を争う中、町民の生命財産が守れない事態に陥るのではないか。自然災害から人災となってしまうのではないかと危惧し、一刻も早く安全・安心を供与する必要性、責任を強く感じた点です。  2つ目です。全国市長会が昨年9月です、国土強靱化に向けた市町村役場の整備促進に係る提案の中で、災害発生時において、行政は速やかに被災者の救助、支援を行うことが必要であり、災害時の拠点となる市町村、本庁舎の安全性確保は不可欠であると断言しており、私も同感であること。そして、二重投資を回避し、早期にその体制を強化する方法が現時点でも見当たらない点。  3つ目です。建設費に幾ら要するのか。計画全体の整備費用は一体どのぐらいかかるのか。結局この4年間示されませんでした。20億、30億、40億、担当者も含めて誰一人と分かっていないのが現状です。これ以上議論を続けても時間とお金の無駄であり、まずは建設費、事業費を町民を含めた皆さんは把握することから始めるべきだと考えます。その上で納得できなければ、今後の実施設計予算、建設事業費予算に反対すればよいのではないでしょうか。  4つ目です。最後になりますが、昨年11月の町長選挙において、役場新庁舎整備を訴える村田氏が6,020票を獲得し当選した点です。我が国の民主主義における選挙制度においては、その政策、公約を重んじることが大切であり、イコール町民の意思であります。  したがって、先ほど申したように、つくる、つくらないの判断ではなく、一歩進めて基本設計による詳細を示させるべきです。いかがでしょうか。皆様のご賛同をお願いいたします。  3特別会計については、妥当と捉えます。  下水道事業会計ですが、令和5年度からスタートする新たな事業会計となります。整備事業は当然のことですが、会計上の処理を多少時間がかかるかもしれませんが、しっかり丁寧にミスのないようお願いを申し上げます。以上です。 30: ◯議長【根岸ゆき子君】 前田議員。 31: ◯9番【前田憲一郎君】 私は、町長提出議案第18号「令和5年度二宮町一般会計予算」、議案第19号「令和5年度二宮町国民健康保険特別会計予算」、議案第20号「令和5年度二宮町後期高齢者医療特別会計予算」、議案第21号「令和5年度二宮町介護保険特別会計予算」、議案第22号「令和5年度二宮町下水道事業会計予算」に対し、賛成の立場から討論いたします。  予算書、予算説明書をいただき、予算説明事項及び令和3年度決算書、令和4年度補正予算等と照らし合わせ、私なりに勉強し、総括質疑をさせていただき、総括質疑の質問事項に対する町長のご答弁の内容及び予算審査特別委員会において、各課に様々な角度、目線で、視点を変え、根本的なところまで多岐にわたり踏み込んだ質問を行い、丁寧なる説明、解説等の答弁をいただき、この答弁内容をしっかり吟味してまいりますと、一般会計予算につきましては、昨年12月、令和4年第4回議会定例会での私の一般質問において、給食費を一度に無償化にという質問に対する町長のご答弁で、早急に財源を見直し、考え、実行してまいりますとのお答えをいただいていたにもかかわらず、令和5年度一般会計予算には反映されておらず、何も前に進められていない点をはじめ、小児医療費を18歳までの引上げがなされていない点、体育館トレーニングルームでこの1月に事故が起こったにもかかわらず、利用者に対する安全講習会の実施等の安全面に関する予算計上が何もなされていない点や、役場新庁舎建設も含めたラディアン周辺行政機能等集約基本設計があまりにも高額である点等、承服しかねる疑問や不審な点が何点かございましたが、相も変わらぬ経常収支比率が高い中での予算編成であるにもかかわらず、4,950万円をかけ実施される山西小学校南棟校舎外壁等大規模改修工事をはじめといたしまして、二宮西中学校体育館床等改修工事など、児童生徒たちが日々生活している学校の安全・安心を守るために小中学校5校の修繕工事に約8,700万円が予算づけされたほか、町民生活の基盤となる町道の補修舗装工事費、老朽化している地域集会施設の改修、修繕、改築及び耐震等改修設計委託料合計1億7,524万3,000円余りが予算化されている点を評価し、町長並びに行政側の熟慮に熟慮を重ね、精査された結果の現状の財源における最善を尽くした予算編成であると判断し、相対的に見まして、町民に対する行政サービス等も鑑み、町民の利益、生活の向上を目指した今後の行政運営に期待いたしまして、小中学校給食費の早期無償化、小児医療費無償化の18歳までの引上げ、役場新庁舎建設も含めたラディアン周辺行政機能等集約基本設計においては、できる限り少ない予算でコンパクトな設計をしていただきたいと要望いたしまして、一般会計予算に対し賛成とさせていただきます。  また、3特別会計及び下水道事業会計においても特段問題点はないと判断し、賛成とさせていただきます。以上で私の賛成討論を終わります。 32: ◯議長【根岸ゆき子君】 これをもって討論を終結いたします。  これより令和5年度一般会計予算、町長提出議案第18号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 33: ◯議長【根岸ゆき子君】 起立多数であります。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。  次に、「令和5年度二宮町国民健康保険特別会計予算」町長提出議案第19号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 34: ◯議長【根岸ゆき子君】 起立全員であります。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。  次に、「令和5年度二宮町後期高齢者医療特別会計予算」町長提出議案第20号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 35: ◯議長【根岸ゆき子君】 起立多数であります。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。  次に、「令和5年度二宮町介護保険特別会計予算」町長提出議案第21号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
                        (賛成者起立) 36: ◯議長【根岸ゆき子君】 起立全員であります。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。  次に、「令和5年度二宮町下水道事業会計予算」町長提出議案第22号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 37: ◯議長【根岸ゆき子君】 起立全員であります。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。  暫時休憩をいたします。休憩後の会議は午後2時30分から始めます。                                   午後2時14分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後2時30分 再開 38: ◯議長【根岸ゆき子君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  ────────────────────────────────────────────  日程第2 議案第23号 令和5年度二宮町一般会計補正予算(第1号) 39: ◯議長【根岸ゆき子君】 日程第2「令和5年度二宮町一般会計補正予算(第1号)」町長提出議案第23号を議題といたします。 40: ◯議長【根岸ゆき子君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 41: ◯議長【根岸ゆき子君】 町長。 42: ◯町長【村田邦子君】 議案第23号の提案理由を説明いたします。  「令和5年度二宮町一般会計補正予算(第1号)」ですが、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億363万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ92億8,063万3,000円とするものです。  内容につきましては、政策部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 43: ◯議長【根岸ゆき子君】 政策部長。 44: ◯政策部長【志賀道郎君】 ただいま町長よりご提案いたしました議案第23号についてご説明申し上げます。  新型コロナウイルスワクチン接種について、5月から、65歳以上及び基礎疾患のある方を対象とした春開始接種と、65歳以上も含めた5歳以上の全ての方々を対象とする秋開始接種を実施することになりました。  なお、今回の追加接種では、65歳以上の方及び基礎疾患を有する方につきましては、予防接種法の接種勧奨及び努力義務というのが引き続き適用されますが、それ以外、64歳以下の方々につきましては適用はされなくなります。  また、予約の方法についてですが、国の接種についての見直しもあり、短期間で集中して接種を行う方式から、安定的な制度の下で接種への移行を進めるということになりましたので、令和4年度の追加接種の際には、町内の接種会場で接種を行った高齢者の方々について、接種日時の指定というのをさせていただいておりましたが、令和5年度の接種予約からは、接種日時の指定をこちらですることはせず、接種を希望される方につきましては、コールセンターまたはウェブから予約をしていただくことになります。  それでは、事項別明細の説明をさせていただきます。6ページ、7ページをお願いいたします。  歳入です。国庫支出金の国庫負担金です。衛生費国庫負担金、保健衛生費負担金の新型コロナウイルスワクチン接種対策負担金は、歳出の新型コロナウイルスワクチン接種事業に対する負担金で、補助率は10分の10です。  国庫補助金です。衛生費国庫補助金、保健衛生費補助金の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金は、歳出の新型コロナウイルスワクチン接種事業に対する補助金で、補助率は10分の10です。  続きまして、歳出です。8ページ、9ページをお願いいたします。  衛生費の保健衛生費です。予防費、新型コロナウイルスワクチン接種事業の各科目は、65歳以上の方及び基礎疾患のある方を対象に行う春開始接種と、65歳以上も含めた5歳以上の全ての方を対象とする秋開始接種を実施するためのものです。  10ページ、11ページをお願いいたします。  給与費明細書です。1、一般職の(1)総括です。  比較欄をご覧ください。  給与費は、職員手当が428万6,000円の増となり、合計も同額となります。職員手当の内訳は下の表のとおりです。  ア、会計年度任用職員以外の職員及び、イ、会計年度任用職員は、(1)総括の内訳となります。  (2)給料及び職員手当の増減額の明細をご覧ください。  職員手当の428万6,000円の増額理由は、新型コロナウイルスワクチン接種事業に対応するための職員の時間外手当です。  以上で説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 45: ◯議長【根岸ゆき子君】 これより質疑に入ります。 46: ◯議長【根岸ゆき子君】 一石議員。 47: ◯4番【一石洋子君】 まだこういうのが来るのかと思って、びっくりいたしました。  予防接種法による現在の町民の健康被害者の救済について、現段階の状況を伺いたいと思います。  それから、もうこれが通ったら、接種体制の広報はどのようにするのでしょうか。  それから、副反応の情報提供が必要と思いますが、どのようにされるのでしょうか。以上、お伺いします。 48: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て・健康課長。 49: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 予防接種法による、初め、副反応被害者なんですが、やはり町内でも数名というか、ごく少数の人数ありまして、ちょっと人数については特定されるおそれがあるため申し上げることはできないんですけど、その方々には、当然、国のほうに上申をさせていただきまして、認定されましたので補償というか、その手当のほうは国を経由して、町からお支払いのほうをさせていただいております。  今回、接種方法ということでよろしいですかね。(「いや、広報ですね、広報」との声あり)広報ですか。広報については、広報またホームページを使いまして、接種についてのお知らせをさせていただく予定です。  また、接種券のほうも発送いたしますので、そちらのほうで対象者等をお知らせしながら、広報のほうをさせていただきます。  また、副反応の関係なんですが、やはり同じような形で、広報、ホームページの中でもお知らせさせていただくのと、やはり接種券の中の案内の中に、副反応被害の、副反応の報告、副反応が出たらこういうふうな形をしてくださいというような形でお知らせを盛り込みながら、接種券のほうを発送することを考えております。以上です。 50: ◯議長【根岸ゆき子君】 一石議員。 51: ◯4番【一石洋子君】 PMDAの認定がついたということですが、これ、数名の方、全てについたんでしょうか。また、どのような認定だったのでしょうか。  それから、広報も、接種の広報とともに副反応の情報提供をするということでしたが、それはどのような内容なんでしょうか。例えば、町内にもそういう救済の要請をしている人はいるとか、そういう広報なんでしょうか。それとも、国全体の情報を出すのでしょうか。  あと、救済体制の情報も広報に載せるということでしょうか。以上です。 52: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て・健康課長。 53: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 副反応被害の方、一応相談されてきて、町のほうに申請を出されて、町から上申をされた方については、全て副反応被害ということで認定をされております。                 (「どのような」との声あり)  内容については、やはり個人が特定されるおそれがありますので、その辺については……。(「そこまでは……」との声あり)いいですかね。じゃ、内容については、短期的なものでアナフィラキシーショック、打ってその場で症状が出てしまったものですね。             (「アナフィラキシー。それだけ」との声あり)  副反応の情報とか、そういう広報の中でという形なんですけど、町としては、副反応が出たとかそういう話ではなくて、副反応が起きた場合、副反応のそういうこともあるよということで、そういうときは厚労省とか町のほうに申請をしてください、町のほうに相談をしてくださいという内容のお知らせにとどめることを考えております。  また、救済の体制の情報とかなんですが、こちらのほうもホームページのほうにも載っているんですが、やはりこういう場合はこういう形で町のほうに申請をしてください、相談をしてくださいという形で、ホームページ、広報の内容については考えております。以上です。 54: ◯議長【根岸ゆき子君】 一石議員。 55: ◯4番【一石洋子君】 さっきアナフィラキシーと言いましたが、数名の方とおっしゃっていたので、アナフィラキシーだけなんでしょうか、症状というか、その救済は……。  待ってください。まだあります。  あと、私の周りだけでも、接種後、具合の悪い状況の方がいらっしゃったり、また聞いたりするんですが、そのような情報というのは町のほうには来ていないんでしょうか。 56: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て・健康課長。 57: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 全てアナフィラキシーの方です、初めのほうの質問については。  ご相談というのは数名やはりありますが、その方に町とかそういう副反応被害の申請の仕方とかそういう形は、ご相談に乗ったこともありましたが、ご本人のほうから申請がまだなされていない、申請が来ていないという形になっております。以上です。 58: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 59: ◯5番【渡辺訓任君】 それでは、お伺いします。  今回の接種対象者についてです。  それで、65歳以上の高齢者と、それから症状のリスクが高い、基礎疾患を持つ方が含まれると。それから、あと、医療介護従事者もここに含まれると考えていていいでしょうか。それで、町としては、対象者はどれぐらいいらっしゃるのかも教えてください。  それと、もう一つは、人の対象者と裏側で、コロナウイルスもいろいろ変異しているから、対象のウイルスというのはどういうのを対象にしているのかね、それもちょっと私もよく分からなくて、お願いします。 60: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て・健康課長。 61: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 今回の令和5年度の接種というのが、提案理由の中でも申し上げましたが、令和5年度の春開始接種と令和5年度秋開始接種で、2種類あります。  まず、令和5年度の春開始接種、こちらのほうは5月から始まり、こちらのほう、65歳以上の方と基礎疾患のある方、また、医療従事者の方や高齢者施設での従事者が接種対象となります。令和5年の秋開始接種につきましては、こちらのほうは、5歳以上全ての方が対象となります。  また、提案理由でも申し上げたんですが、今回の令和5年のこの接種につきましては、65歳以上の方と基礎疾患を有する方のみに、公的関与の接種勧奨、努力義務がありまして、そのほか以外の方につきましては、接種勧奨や努力義務については適用されません。  それで、対象となる人数でしたっけ。対象となる人数ですが、令和5年の春開始接種につきましては、大体65歳以上の方が1万人ぐらいですね。そのほかに、5歳から64歳の基礎疾患を持たれている方や医療施設の医療従事者等を考えると、そちらのほうが1,500名ぐらいいるのかなと想定しております。  また、令和5年の秋の接種につきましては、大体5歳以上の方で1万7,000人ぐらいを想定しております。  対象のウイルスにつきましてですが、こちらのほうは厚生労働省の自治体説明会の中で、令和5年の春開始接種については、オミクロン株対応ワクチンを接種するという形になっております。  また、令和5年の秋開始接種については、今後、審議を進めていくという形で、まだ接種するワクチンについては決まっておりません。以上です。 62: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 63: ◯5番【渡辺訓任君】 春開始のほうですけど、これ、データをきちんと取っておられるか分からないんですけど、学校の教職員の方とか、それから役場でも窓口対応をされる方が何となく感染される方が多かったような印象も持っていまして、その辺については春開始のグループに入らないのか。それからあと、介護でも、施設介護じゃなくて訪問介護されているグループの方がいらっしゃいますよね。これはどうなっているのかも教えていただきたいです。  それと、あと、接種の要領なんですけど、これまでと同じように、集団接種会場もあったり各開業医で個別接種をするとか、その辺は、イメージとしては同じように考えればいいんでしょうか。以上です。 64: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て・健康課長。 65: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 学校の教職員や役場窓口の業務をされている方ということなんですが、令和5年の春開始接種については、やはり対象が限定されておりまして、やはり医療従事者と介護従事者等という形になっておりますので、学校の教職員の方や役場の窓口業務の方については対象となりません。こちらの方につきましては、令和5年の秋開始接種を待っていただくような形になります。  すみません、それと、高齢者施設の関係で、訪問看護、訪問介護。(「訪問介護」との声あり)介護ですかね。ちょっと訪問介護につきましては、こっち……。そうですよね。訪問介護か。ちょっと今すぐ……。介護従事者ですから、そうですね。こちらのほうは対応するような形というふうですね。高齢者施設の対象者だから、そうですね。対象とするようなものとなっております。  あとが、もう一つのやつで、接種集団ですね。接種についてなんですが、こちらのほうは集団接種と個別接種のほうを予定しているんですが、国のほうがやはり定期接種を見越した考えでおりまして、町のほうでも集団を行っていくんですが、個別接種を中心とする体制へ移行を進めることが適当という話が国からも出ておりまして、町としても、集団接種につきましては開始はするんですが、ラディアンの集団接種は、当然、土日ではなくて休館日の月曜日に実施する予定で、この辺も土日のラディアンでの町民活動に影響が出ないように行うような形となっております。  また、先ほど提案理由の中でも申し上げましたが、やはり個別接種に移行することと、個別接種に移行する考えがあることと、今回、令和3年度のように、1日100万回打てとか短期集中型に打つのではなくて、この辺が長期間、5月か8月までの4か月間の間に順次打ってくれということなので、こちらのほうも個別接種が中心であることを見越しまして、今回は予約についてもご自身でコールセンターかウェブで予約をするような形でやっていただくようにお願いをしております。以上です。 66: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 67: ◯5番【渡辺訓任君】 随分、予約についても、皆さん、要領がだんだん分かってきた部分もあると思うんですが、ただ、仕事とかの関係があったり、なかなかどこかでずらしておかないと、なかなか個別接種を受けるのも条件的に難しい方とかいらっしゃると思うんですけど。  それから、あと、学校の教職員の方とか、比較的感染リスクが高い現場にいらっしゃる方について、ぜひ柔軟に対応していただきたいと思うんですが、それはやはり国のルールとしてやっぱり難しいんでしょうか。 68: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て・健康課長。 69: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 初めに、対象者で、学校の先生、学校の教職員の方、役場の窓口にせよ、やはりちょっとルールとして、国のほうの要綱等にも書いておりませんのでその辺は難しいと思います。  また、予約方法につきましても、当然、令和3年度で混乱した経験を踏まえまして、接種券の発送についても少量で順次送っていくような形で考えておりまして、コールセンターにつきましても、今まで多くはなかったんですけど、最大8回線とか10回線設けていたんですけど、さらに2回線増やしまして、最大12回線増やしまして、予約について対応ができるような形で行います。  当然、接種券が届いて、初日の朝一番というのがやはりどんなに回線数を増やしてもつながらないケースがありますので、ちょっとその辺は申し訳ないんですがご理解いただきまして、ですが、昼ぐらいには必ず電話が通じて予約が取れるようになりますので、どうぞご理解のほうよろしくお願いしたいと思います。以上です。 70: ◯議長【根岸ゆき子君】 大沼議員。 71: ◯12番【大沼英樹君】 この接種ワクチンの何かメーカーとか、そういうものとかというのは、何かどんなふうになっているのかということと、あと、接種の方法ですね、初めの頃は2回接種しなければならなかったとかということだと思うんですけど、追加で1回だけ打つような形なのか、それを教えてください。 72: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て・健康課長。 73: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 ワクチンメーカーにつきましては、国のほうからは、モデルナ製のオミクロン対応の二価ワクチンを供給するという話を伺っております。  接種については、こちらのほうは、65歳以上の方につきましてはやはり春開始接種と秋開始接種の2回ですね。65歳以下の方につきましては、秋開始接種1回という形になっております。以上です。 74: ◯議長【根岸ゆき子君】 大沼議員。 75: ◯12番【大沼英樹君】 この前の段階では、5回目でしたっけ、最終回のワクチンに対しての現状の接種率とかって、どのぐらいなんですか。
    76: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て・健康課長。 77: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 こちらのほう、5回というか、最終的に今現在、オミクロン株を打てば1回終わりなんですけど、このオミクロン株の接種の実施率につきましては、こちらのほうが、高齢者65歳以上の方につきましては、初回接種、1回目、2回目を打たれた方で、追加でオミクロン株を打たれた方の率が、65歳以上の方は86.69%です。  あと、12歳以上の方で、1回目、2回目の接種をされて、最後、オミクロン株を打たれた方につきましては、接種率が65.52%となっております。以上です。 78: ◯議長【根岸ゆき子君】 大沼議員。 79: ◯12番【大沼英樹君】 今回、その接種自体が短期的にではなくて長期的に接種していくということなんですけど、以前の報道とかのワクチンの取扱いについて、希釈して、例えば6回とか5回とか、それで、希釈してから接種するまでの時間がある程度定められていたと思うんですよね。  その辺りのところで、長期になると、やはりまばらになってしまう可能性もあるのかなというようなところもあるんですけど、その辺りの対応とか考え方というのはどのようになっているんでしょうか。 80: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て・健康課長。 81: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 ワクチン自体のマニュアルについては、特にそんな大きな変化とか変更はないんですが、以前のファイザー製のときみたいに、供給量が決まっておりましてこの自治体は幾つとかという供給では今回なくなって、言い方がこれで正しいかどうか分からないですけど、希望すれば希望する量を順次、国のほうから供給されるということなので、当然、ロスは出ると思いますが、町のほうも当然必要な部分があれば、どんどん供給の要望をしていきたいと思っております。以上です。 82: ◯議長【根岸ゆき子君】 これをもちまして質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の挙手の方は1名でよろしいですね。 83: ◯議長【根岸ゆき子君】 では、一石議員。 84: ◯4番【一石洋子君】 私は、令和5年補正予算(第1号)に反対の立場で討論いたします。  新型コロナウイルスワクチン、日本において、3月10日まで接種後の死亡者報告数は2,001件です。1月22日時点で因果関係が否定できないとされたものは、たった1件でした。  厚労省は、ワクチン接種による副反応が疑われる症状は5つあるとして、接種判断のために事前に社会に公表しております。  アメリカファイザー社等がFDA──FDAというのはアメリカ食品医薬品局といいまして、厚労省に匹敵するアメリカの政府機関ですが──そこに対して出した副反応に係る機密文書の一部が、裁判によって情報公開されました。  それによりますと、2021年の3か月間の接種後の死者数は1,223人、副反応報告は4,286件、有害事象リスト、この副反応のタイプです、これは1,291種あったということです。アメリカではこれが周知のこととなっています。  日本では、2億回ワクチンを打って死者はゼロと河野太郎大臣は言いましたが、その後の厚労省からの国民に届く情報提供はありません。  日本では、5つの症状のみが有害事象例としてされていて、99.4%が評価不能となっています。一般国民への正しい情報が不足しています。  報告医師が関係ありとしたもの277件を審議会が因果関係の判断が難しいと、現場の医師の病理学的判断を認めない状況が続いています。  審議会の委員報酬の78.3%が、審査される製薬会社と民間が費用負担している現実です。これでも忖度なく公平な科学的な審査がされるかどうか、大変疑問です。  コロナウイルス感染症は、5月8日にインフルエンザと同等の対応となる見込みて、感染症法上の位置づけを見直すことになります。  緊急使用のワクチン接種の考え方は、前倒しして見直すべきポイントにあると思います。もはやこれ以上、かつて使用したことのない、治験も十分でなく、接種後の影響についていまだ何の判断も示せない状況で、接種してくださいというスタンスを公が持つのはおかしいと思います。  私は接種のリスクについて、実際の副反応被害者の情報提供を条件として、緊急の法定受託事務の打ちたい人は打てる状況を町が持つことを容認してきましたが、いまだに町は情報公開していません。  私は、ゆえに、今回のコロナウイルスワクチンの接種事業、この補正予算に反対いたします。 85: ◯議長【根岸ゆき子君】 これをもって討論を終結いたします。  これより町長提出議案第23号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 86: ◯議長【根岸ゆき子君】 起立多数であります。よって、町長提出議案第23号は原案のとおり可決されました。                  (「議長」との声あり)  大沼議員。 87: ◯12番【大沼英樹君】 議員定数及び報酬検討の特別委員会設置についての案を発議させていただきたいと思います。 88: ◯議長【根岸ゆき子君】 ただいま大沼議員から、議員定数及び報酬検討の特別委員会設置についての発言がございました。この動議に賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 89: ◯議長【根岸ゆき子君】 では、この動議はほかに1人以上の賛成者がございますので成立いたしました。  お諮りいたします。議員定数及び報酬検討の特別委員会設置についてを直ちに日程に追加いたしまして、議題とすることにご異議ございませんか。                  (「異議なし」との声あり) 90: ◯議長【根岸ゆき子君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  ここで暫時休憩をいたします。                                   午後3時01分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後3時02分 再開 91: ◯議長【根岸ゆき子君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  ────────────────────────────────────────────  追加日程第1 議員定数及び報酬検討の特別委員会設置について 92: ◯議長【根岸ゆき子君】 追加日程第1「議員定数及び報酬検討の特別委員会設置について」を議題といたします。 93: ◯議長【根岸ゆき子君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 94: ◯議長【根岸ゆき子君】 大沼議員。 95: ◯12番【大沼英樹君】 それでは、提案説明をさせていただきます。  12月の議会全員協議会におきましてご報告をさせていただいた上で、今議会において発案させていただいております「議員定数及び報酬検討の特別委員会設置について」でございますが、以前提案させていただいたとおり、二宮町議員報酬及び特別職給料審議会から寄せられている答申というのは、まさに二宮町議会が重んじる町民の声の結晶だと思います。  今回、新たに出された答申には、再三との言葉が記されており、2015年に出された答申に対して取組がないことに対する不満とも感じます。  全国的に議員の成り手不足が問題化していることはご存じのことと思いますが、全国の地方議会では、実に37.2%、神奈川県内でも27.1%が無投票と総務省データがございます。  今回の提案は、単に定数や報酬を削減しようというものではなく、二宮の町施行に対して十分な議員数は何名なのか。そして将来の二宮町を背負い育てていく後継者が、希望を持って町政に取り組むことのできる環境づくりを皆さんで考えていきたいということでございます。  先日、ニュースで見かけた鹿児島県阿久根市でも、若い世代の立候補を促すのが狙いとのことで報酬の引上げの条例改正が終了したところです。  我々議員は、町行政に対する監視や提言を行っている立場ですから、自らの事柄となったときに、議論から逃げるようなことがあってはならないと思います。  前回、勉強会でのご意見では、常任委員会が受け持つ案などもございましたが、議会内の役割任期は2年となっており、所管の委員長が途中で変わってしまっては、積み上げの議論が難しいと考えます。  安易な問題ではないからこそ、外部の委員会や研修など予算が必要な取組なども経て、時間をかけて慎重に議論すべきであり、全国町村議長会の検討委員会からは、1年以上前に周知するべきとの報告もあるわけですから、改選後の今、早期に着手し進めていかなければならないものです。  また、複数の特別委員会設置に懸念の声もございましたが、必要な議論があれば、複数の特別委員会であろうが、長時間の審議であろうが、覚悟を持って取り組むべきであると思います。  以下、提案文を読み上げます。  賛同者は、先ほどのとおり、私、松崎議員、浜井議員、前田議員、善波議員の計5名です。  定数及び報酬検討の特別委員会設置について。  昨今の少子高齢、人口減少とともに、地方議員の成り手不足など全国各地では問題が顕在化しつつあります。  月額報酬95.3万円から39.8万円の市議会議員との報酬格差はもちろんのこと、県内町村でも、葉山町の月額39万円から真鶴町の24万2,000円との幅があり、二宮町は中位に属しながらも、昨今の物価高騰並びに最低賃金の上昇などを鑑みても、現状のままでは世帯の生計が成り立つには程遠いものと思います。  現議会の平均年齢は62.2歳となっており、まちの未来へ向けて、直接活力につながる若い世代の議会登用へつなぐ環境づくりを検討していくことが必要と考えます。  2015年には、二宮町議員報酬及び特別職給料審議会において、議員報酬を定数の見直しとともに考えるべきとの意見も出されており、平成31年3月に最終報告としてまとめられた町村議会議員の議員報酬等の在り方にも検討委員会の報告書がまとめられています。  この中で、結びとして、現状とさらなる改革の留意点がつづられており、以下、8つの視点を持って検討すべきとなっています。  1、議会がポリシーを示さなければならない。  2、議員報酬と定数は別の論理。  3、住民自治の充実。  4、持続的な地域民主主義を守ること。  5、住民による政策提言、監視支援の制度化。  6、第三者機関の提案を取り入れる。  7、報酬等審議会との懇談。  8、改選の1年以上前に周知することとなっており、今回の選挙でも、定数を1名超えるのみであった実情を見ても、現在の議員職に魅力があるとは言い難いと思われます。  前議会でも、前田議員から発案がございましたが、本格的な議論にたどり着かず現在に至っておりますので、審議会からの意見聴取や町民の意見募集など、長期的に深く議論すべき案件として、政務活動調査費の検討も含め特別委員会の設置を求めます。  名称は、議員定数報酬等検討特別委員会とし、前述の視点を基に、今後の二宮町議会に必要な定数と報酬額を取りまとめ、公表並びに発議となるよう成果を見据えたいと考えております。  組織に関しては、二宮町議会先例確認に従い、両常任委員会より4名ずつの計8名で構成し、その中から正副委員長を互選したいと思います。  任期について、合議の最終取りまとめがなされ、本会議場での終了報告をもって解散と考えています。  改めて申しますが、定数や報酬の増減を前提するものではなく、未来のまちづくり、未来の町政へ向けての前向きな議論を呼びかけるものですので、全員賛成で決定のほど、よろしくお願いを申し上げます。以上です。 96: ◯議長【根岸ゆき子君】 では、これより提出者に対する質疑に入ります。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。 97: ◯議長【根岸ゆき子君】 では、渡辺議員。 98: ◯5番【渡辺訓任君】 基本条例推進委員会がある中で、あえて特別委員会が必要だとされている点について、先ほど任期の問題は言われていたんですけれども、その点だけでしょうか。 99: ◯議長【根岸ゆき子君】 大沼議員。 100: ◯12番【大沼英樹君】 先ほどの提案の中にも入れさせていただいているんですけれども、この報酬審議会の方々、もしくは研修、外部の方の意見、また検証のための費用、そういうものも予算化をしていかなければならないものと思いますので、その部分の点で言ってみれば政治倫理の特別委員会と理由はほぼ同じようなものだと思います。以上です。 101: ◯議長【根岸ゆき子君】 一石議員。 102: ◯4番【一石洋子君】 設置についてのは、今配られましたものに、2015年には二宮町議員報酬及び特別職給料審議会において、議員報酬を定数の見直しとともに考えるべきとの意見が出されておりと書かれています。そして、さらに町村議会議員の議員報酬等の在り方について引用されているのが、8つの中に、2)の議員報酬と定数は別の論理というのがあります。  この2つをどのようにご理解しているのか、ちょっと聞かせてください。 103: ◯議長【根岸ゆき子君】 大沼議員。 104: ◯12番【大沼英樹君】 確かに報酬審議会の出されている資料の中では、二通りのご意見がございます。  その部分は、やはりそれぞれの委員会もしくはその話合いの中で取りまとめられたご意見だとは思うんですけれども、その意見も含めて、二宮町議会としてどうするべきなのか、どういう在り方が一番いいのかということは我々で答えを出していきたい、そのように思っております。 105: ◯議長【根岸ゆき子君】 一石議員。 106: ◯4番【一石洋子君】 町村議会議員の委員報酬等の在り方の検討委員会というのは、二宮町議員報酬及び特別職給料審議会とは違うんですよね。確認させてください。  それから、やっぱり2)の議員報酬と定数は別の論理というのをどのように捉えているのか教えてください。 107: ◯議長【根岸ゆき子君】 大沼議員。 108: ◯12番【大沼英樹君】 今までに私たちが配付された資料の中で、幾つか資料があったと思います。  町村議会議員の議員報酬等の在り方というのは、町村議会議員の議員報酬等の在り方検討会というものが平成31年3月に出されています。それと、あとは全国町村議会議長会のほうで委託を受けて研究の上出されたものが、議員報酬・政務活動費の充実に向けた論点と手続きという資料も出されています。それとともに、この2015年には二宮町の議員報酬及び特別職給料、市議会において出された答申でして、また今年も新しいものが出されています。  その中でも、再三この意見を申し上げているのに取組がないということが記されているわけですけど、このいろいろな資料自体は、二宮町議会に全て向けられているわけではなく、議員全体に向けられているものもございます。その中で、定数と報酬が別の論理ですよということの話なんですけど、それを別にするのか、一緒にするのかは、我々で答えを出していくべきものだと思っています。  私の中では、例えば、定数が多いほうが、この二宮町議会、もしくは二宮町町政にとって必要だというなら増やしたほうがいいと思います。むしろ逆に減らすべきだとするなら減らしたほうがいいと思います。報酬も同じです。  ですから、同時に考えるのではなく、別々にそれぞれをしっかりと議論していきたいというふうに私は思っていますので、一石議員が質問されている定数と報酬が一緒とも思わないし、別とも思っていないです。
     ですので、一緒とは思わないということですね。別々に考えていきたい、そのように思っています。以上です。 109: ◯議長【根岸ゆき子君】 一石議員。 110: ◯4番【一石洋子君】 やっぱり最初に、この提案の最初に議員報酬について言及されていますよね。  二宮町議員報酬及び特別職給料審議会で、議員報酬を定数の見直しとともに考えるべきという意見が出たということが、多分これとつながると思うんですけれども、この町村議会議員の議員報酬の在り方のこの2)というのは全く別のことで、やっぱりこの2)のことをちゃんと勉強しなければ、この特別委員会というのは成り立たないんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 111: ◯議長【根岸ゆき子君】 大沼議員。 112: ◯12番【大沼英樹君】 言ってみれば、積み上げで全てを考えていく必要があると思います。  例えば、報酬として考えたら、議会に関連する仕事量と、あとは、例えば二宮町の中で議員が求められる職、どういうものを仕事として求められているのか、仕事量というものもあると思います。その中で報酬というものは定めていくべきかなというふうに、今、ざっくりですけど、そのように思います。定数は定数で、例えばそれが地区ごととかというような話が1つにはあったり、人口に対する割合があったり、様々その見方はあると思います。  例えば、それは財源であったりとかいろんなものがあると思うんですけど、それも一つ一つひもといて精査していく必要がある。それが町民が理解する、そして、またただ単に議員の報酬が高いんじゃないか、安いんじゃないかというそういう雑駁な理論、話ではなくて、今の二宮町議会議員が、どういうものが、どういう、どれが適正なのか、それをしっかりと答えとして持っていなかったら、例えば、高いんじゃないんですかと言われても、安いとも高いとも言えない。そんなようなあやふやな形ではよくない。しかも、実際に町民の方からは、一部かもしれないけれども、議員の報酬は高いんじゃないか、何をやっているんだということも言われるわけですね。そういうことについてもしっかりと答えを出すべきだと私は思うので、こういう提案をさせていただいているわけです。以上です。 113: ◯議長【根岸ゆき子君】 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  ちょっと待ってください。ありがとうございます。  今、お話があった一石議員からお願いいたします。 114: ◯4番【一石洋子君】 私は、この議員報酬定数見直し及び報酬検討の特別委員会設置についての動議に対し、反対の立場で討論いたします。  私は、2018年6月に、議員提出議案として新たな地方議員年金制度の構築に反対する意見書案を上程して、この二宮町議会から賛成多数で国へ意見書を上げたという経緯があります。全国議長会から、地方議員の厚生年金加入を推進する動きが起こっており、政府・与党より関連法案が提案された見込みとなっていったからです。  今回のこの最初の著述を見ましても、議員定数削減により議員報酬を上げるという方策、これ、議員の職業化を推進する動きと考えます。  この数十年の議員倫理の後退、お金をもらっている国会議員、政治、選挙と金、また、昨今の宗教法人との癒着など日本の政治の劣化の著しさ、この国の政治力、経済力の転落、女性、子供、若者の自殺率の高さ、本来政治が育つ土壌をこの国が持っていないのではと危惧しています。  二宮在住の故松下幸之助の片腕と言われた国際PHP文庫の英語版の運営者であった知識人がおられますが、その方は、日本の政治を嘆いてヨーロッパの地方議員の報酬が年間数十万円であることを指摘し、変革を訴えました。  私は、議員を8年続けてきて、行政の仕事について子供から大人までがもっと知るべきだと思うし、子供たちのキャリア教育としても、行政の多岐にわたる仕事がこの社会の持続可能性と未来に向けた可能性を持つことを知って、もはや住民サービスではなく、地域の信頼を集める最大のシンクタンクとして、多くの若い世代や子育て世代が関わるべきと考えます。  つまり、議員のような立場、町のことを一生懸命考える人たちを増やしてハードルを低くする、たたくのではなくつくる人たちを増やす、そういう仕事を見直して、政治の仕組みをつくり直すことが必要と考えています。  実際、GDP、SDGsの評価が上位の国は、そういう生きた政治を行っております。これは本当に考えたいことです。そのためのプロセスとして、私は協働を進めたいと思っています。  しかしながら、この動議のように、特別委員会をもって結論を急ぐようなやり方では絶対にできないと思います。少ないほうが議論がスムーズに進むとか、議員の報酬を上げて職業として議員になる人を増やしたいなどの印象を受けたからです。まさに真逆だと考えます。町民に広く意見を求めて、政治参加の手法を研究し、まちづくりに、働き盛りあるいは若い人たちが参画する仕組みをしっかりと議論するべきと思います。  特別委員会ではできないと思います。全く反対の意図を持っているように思います。  以上が理由で反対します。 115: ◯議長【根岸ゆき子君】 すみません、暫時休憩をさせていただきます。                                   午後3時25分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後3時28分 再開 116: ◯議長【根岸ゆき子君】 会議を再開いたします。  次の方。 117: ◯議長【根岸ゆき子君】 浜井議員。 118: ◯8番【浜井直彦君】 私は、議員定数及び報酬の特別委員会設置について、賛成の立場で討論いたします。  私たち議員は、自ら考え、そして動き、学び、緊張感を持って職責を務めることを多くの町民は求めているのではないかと考えています。  信頼の寄せられる議会であるため、そして民意をしっかりと受け止め、資質の向上に努め、町民の負託に応える、現在の議員定数が適正であるのかどうか、審議会の意見、そして検討委員会の報告書などを踏まえ、今、しっかりとした議論を深めるためにも、今回の特別委員会の設置が必要と考えます。以上です。 119: ◯議長【根岸ゆき子君】 岡田議員。 120: ◯3番【岡田幸次郎君】 私は、議員定数及び報酬検討の特別委員会設置に関する動議について、反対の立場で討論いたします。  今、中身を読ませて、聞いてみましたけれども、やはりちょっと私の中では、何が問題でどんな分析をしていかなきゃいけないのか方向性みたいなところが、ちょっと目的みたいなところがきちっと捉えられなかったので、もう少し時間をかけて、ワーキンググループみたいな形で前さばきというか、テーマのバイトサイズを少しちっちゃくしていくような議論が必要かなと思っています。  影響のある項目とかいろいろあるでしょうから、それの分析がきちっとできて、何が要因かも含めて、方向性とか目的がはっきりしてから特別委員会を設置したほうがいいのかなという考えで、反対とします。 121: ◯議長【根岸ゆき子君】 松崎議員。 122: ◯7番【松崎 健君】 私は、賛成の立場で討論させていただきます。  本特別委員会においては、議員定数と報酬について検討するというものでありまして、この時点では、定数を増やすんだとか減らすんだとかといったことに言及はないものであります。  地方議会をめぐりましては、特に町村議会において、その成り手不足というものが、最近、頻繁に報じられております。  今回のこともございましたので、私は、先日、昨年12月以降、神奈川新聞を全部めくってみたところ、これに関連するものは、直接関連するものが3件報じられていました。直接ではないんですが、間接的に関連するのではないかと思われたものも1件あるんですけれども、今回この場で、その3件、直接的に関連のあると思われる3件について、ちょっとご紹介したいんですけれども。  まず、令和4年12月7日付の神奈川新聞で、大井町の町議補選、ため息、候補者ゼロ。薄給背景、募る危機感という記事が出ておりました。こちらにつきましては、ちょっと、簡単に概略だけなんですけれども、大井町長選と同時に告示された大井町議補選は、6日、立候補者がいないまま届出が締め切られ、選挙なしが決まったということで、町村議会議員の成り手不足は全国的な課題となっており、現役議員からは、町民からは議会が機能していないと見られている証拠と責任を感じるとため息が漏れたということが報じられております。  議会が機能していないという町民の思いをここで報じられているんですけれども、このように感じるのは私も同じで、その旨を昨年9月の定例会で、令和3年度決算の反対討論で言及したところ、議事録から全文削除されています。改めて機能していないなという疑念が深まっているところです。  次に、令和5年1月29日、ここでは、地方議会アンケート結果が報じられております。担い手不足感じる63%、無投票16%、増加傾向というふうにタイトルがあります。こちらのほうも、ちょっと簡単に読ませていただきますと、無投票で議員が選出された市区町村議会の割合は16%に上った。小規模自治体を中心に人口減少が加速し、成り手不足の深刻化が鮮明となった。成り手を増やすための議員報酬引上げといった取組も効果を上げておらず、女性や若者ら幅広い層の立候補を促す抜本策が求められそうだというふうに報じられています。  次、最後なんですけれども、最後は、令和5年2月15日、これは、神奈川新聞がこの問題について、成り手不足の問題、社説で扱っております。  タイトルは、地方議員成り手不足、人材確保へ議会改革をと題するもので、こちらのほうでは、地方議員の成り手不足が深刻だ。人口減少や高齢化が進み、立候補者が確保できずに無投票となるケースも増えている。若者や女性など多様な人材が参画できるような取組が求められているというふうに報じられております。  今、3つ、3報、紹介させていただきましたけれども、これ、全体を見ますと報酬の問題、定数の問題に加えて、若者や女性など多様な人材が参加できるような取組が求められているというふうにしております。個々の自治体が論じることで、当然のことながら二宮でも昨年11月の選挙では、その費用が公費負担にされたにもかかわらず1人落ちということで、前回よりもさらに候補者が減っております。  二宮町議会を適正に機能させるためにも、特別委員会設置による議論が求められているんだと私は感じました。以上です。 123: ◯議長【根岸ゆき子君】 次、小林議員。 124: ◯2番【小林幸子君】 私は、議員定数及び報酬検討の特別委員会設置について、反対の立場で討論いたします。  私自身は、人口減少に伴い、また議員の成り手不足ということで、それには検討していかなくてはいけないなというのは思っております。しかし、ただしながら、今までの人数で、例えば、減る方向になった場合、今までの業務内容が減った人数でやっていけるのかとか、例えば、増える可能性はあるかも分かりませんけれども、減った場合を考えた場合に意見が偏ってしまうのではないのかということも考えられますので、ここは特別委員会をすぐに立ち上げるのではなく、もう少し議論、議会内でも少し話をするのが妥当ではないかと思います。以上です。 125: ◯議長【根岸ゆき子君】 羽根議員。 126: ◯1番【羽根かほる君】 私は、議員定数及び報酬検討の特別委員会設置についての動議に反対の立場で討論をいたします。  やはり、ちょっと先ほど岡田議員からもありましたが、この目的がどこにあるのかというところが何かちょっと見えづらく、成り手不足と議員定数及び報酬検討は、また別の課題だと私は思いますので、成り手不足について考えるんだったら、また、それはそれだけでやっていかなくてはいけない。なので、ちょっとその目的がはっきりしていない中で、特別委員会設置はちょっとまだ時期尚早かと思っております。  ですので、やはりもう少し皆さんで、議員全員に関わるテーマであるので、そこで皆さんで少し、本当に、特別委員会設置の前に話合いを進めて、どこに向けて考えていくのかというのを整理した上で、必要であれば特別委員会を設置する。そういった流れがよいのではないかと思います。以上です。 127: ◯議長【根岸ゆき子君】 前田議員。 128: ◯9番【前田憲一郎君】 私は、賛成の立場で討論させていただきます。  私は、前議会で、令和2年6月議会におきまして、今回とは違い、議員定数削減の検討をしていただきたいという内容のものを提出させていただきました。  そのときにも町民の声を背景にいたしましての提案でございました。  その時点ではメールでの意見提出のみで、コロナ禍拡大に伴い、その後議論をすることなく、議長預かりという形になっておりました。  そこで、今回は、大沼議員よりこのような議員定数を削減するのではなく、議員定数及び報酬検討の特別委員会を設置したい、そのような提案がなされました。そこで、先ほど反対の方たちは、ほかの場所で議論し、目的等についても定かではない。現在14名でやっている議員が、人数が減されたときに職務が全うできるのかというご意見もございましたが、ここ2年余りは、1名の議員が辞職され13名で14名分の職務を務めてまいりました。しかし、13名でも何の支障もなくあり余るほど十分職務を全うしてまいられたと思っています。  そこで、今回は議員定数削減ではなく、現在の議員定数及び報酬に対する検討をしていきたいんだという内容でございますので、議員が個々に議論をしていても、まとまるものもまとまりません。また、1年やそこらで簡単に意見をまとめる内容でもございません。  次の選挙に対しまして、あと3年半です。そこで、ここで特別委員会を設置し、2年余りをかけ熟慮に熟慮を重ね、どのような方向が二宮町議会として町民のために有効になるのかということを審議する場が必要だと思い、この提案に賛成したいと思います。以上です。 129: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 130: ◯5番【渡辺訓任君】 私は、この議員定数及び報酬検討の特別委員会設置については、反対の立場で討論いたします。  私、この提案は2つの問題点を考えているんです。  当然、議会の活性化、成り手不足の問題というのは、優先順位が高いテーマであると私は考えていますので、その辺は進めていくべきだと思います。ただし、方法論として、特別委員会にする必要性については疑問を感じています。と言いますのは、議員運営委員会基本条例推進委員会でも取り上げることができる、継続的に取り組むことができると考えています。  それと、もう一つありますのは、基本条例推進委員会が、基本条例推進条例に基づいて、様々な広聴広報活動をやっていく。これまでちょっとコロナ禍でいろいろな難しさがあったと思うんです。だけれども、それから回復していく中で実践的にいろんなことを取り組んでいく、このことが、1つは単に議論するだけじゃなくて、必要じゃないかなと思っているんです。ですから、そういう中で、もう一つありますのは、新庁舎整備、政治倫理推進、こういう課題にさらに優先して取り組む必要があると私考えているんですね。ですから、そういう意味で、ちょっと特別委員会にする必要性については少し疑問を感じます。  2つ目の問題は、先ほど論議されていますけれども、やはり定員の削減というものが前提に見えてきて仕方がないという、そう感じているということなんですね。それで、先ほどの文書の中でも、まず最初に報酬の問題が出てくる。それから、二宮町の審議会の答申の問題が出てきています。これ全部、定数の問題と絡めて出てきているということで、提案者の方も前提にはしないとは言っているけれども、この問題がやはりどうしても頭にちらつくわけなんです。  定数削減については、私も先日もお話しましたけれども、多くの町民の方、定員を減らせというふうな声を出されます。でも、それが、本当の要求というのは、例えば1人当たりの処遇をよくして、もっと成り手を確保してほしいということなのか。それとも、財政的に議会費を抑えろということなのか、そういうふうなことをきちっとしていくことができると思うんですが、その辺の範疇というのは、基本条例で定められている広聴会、広聴活動、これをやはり強めていくということが必要なんじゃないかなと思うんです。  議員1人頭の費用であるとか、それから、あと町財政の中でどれだけ議会費が占めているか、これについては、もうデータ的にも大体同規模の神奈川県下の市町村では、同じようなところ、大体中位に来ているということも、これは明らかになっていると思うので、特にここのところを急に変えるという必要はないんじゃないかなと思っているんです。そういうことで、私は、しつこく言うようですけれども、議会の活性化とか成り手不足の問題というのは、これはもう絶対に重要な問題なので、これは既存の今の議運であるとか、それから基本条例の推進委員会で、やはり、これ、進めていくということは、きちんと位置づけていく。このことが必要じゃないかなと思っています。以上です。 131: ◯議長【根岸ゆき子君】 野地議員。 132: ◯13番【野地洋正君】 議員定数及び報酬検討の特別委員会設置についての動議については、反対の立場で討論いたします。  まず、申し上げたいのは、議会の中で提出する議案について、案をつけたり、議員の名前が間違っていたり、そういうような書類をもって我々に提出することは避けていただきたいということをまず感じました。  皆さんが今まで話してきているようなことはごもっともなんですね。  私は、この議員定数及び報酬検討、大賛成です。よくこの一石を投じてくださったというふうには思っております。みんなでやるべきだということは賛同いたします。しかし、特別委員会の設置については、時期尚早、ちょっと待ってくれよというようなイメージを持っております。  皆さんにお伺いします。  二宮町は、3キロ、3キロ、9キロ平米だっけ、ちょいです。2万7,000ちょいの20の行政地区があります。一般会計90億、総額170億のまちです。  では、なぜ、私たちは14名なんですか。なぜ、議員報酬28万3,000円なんですか。議長報酬、副議長報酬、委員長報酬はないんですよ。なぜですか、その根拠を皆さんに聞きたい。  近隣では、1万人に1人にしましょうねと削減しているところもありますし、人口千人にも満たなくて1人というところもあります。何人に1人が妥当なんですかということを皆さんと一緒に考えたいと思います。そのためには、検討することは非常に大事であり、地方自治として、二宮町議会として、適正な人数、適正な報酬で、皆様が、今おっしゃったようなことを議論したいと思っていますが、特別委員会ではないと思っています。  議員14人全員でいろんな意見がある中で、14人で、そういう先ほどワークショップとかいろんな話が出ましたけど、これを議論していく。そして、その議論の結果、特別委員会設置がふさわしいんじゃないかということであれば、ぜひ設置をしたいと思っています。時期的には、2年の前期が終わって組織が変わります。令和6年12月には特別委員会を設置できるように、この1年半で14人でいろんな意見をし、全国の状況を把握し、進めていきたいというふうに考えております。  したがいまして、私としては、議長にお約束をいただいて、14人でこれを進めていきますよと。8人の少数の人間で全てが動かすことのないように、まずは皆さんで議論いたしましょうというふうに議長には言っていただきたい。その上で、特別委員会、必要とあらば設置しませんかと皆さんに問いたいと思います。  したがいまして、今回は反対といたします。以上です。 133: ◯議長【根岸ゆき子君】 ただいま、野地議員からご指摘いただいた資料の件につきましては、すみません、ちょっと事前の確認不足でして、申し訳ございませんでした。  では、これをもちまして、討論を終結いたします。  これより採決をいたします。(「これは、意見交換はなしですか」との声あり)意見交換を設けるというふうにはしておりません。(「1つ皆さんに質問させていただくのはまずいですか、駄目ですか」との声あり)討論をもって、それに賛同される、賛同されないという討論がされたはずではございますが。  では、これをもちまして、討論を終結いたします。  これより採決に入ります。本特別委員会の設置に賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 134: ◯議長【根岸ゆき子君】 では、起立少数であります。  したがって、議員定数及び報酬検討の特別委員会設置については、否決をされました。以上です。  ────────────────────────────────────────────  日程第3 総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について 135: ◯議長【根岸ゆき子君】 では、日程第3「総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。 136: ◯議長【根岸ゆき子君】 職員をして朗読させます。 137: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 138: ◯議長【根岸ゆき子君】 委員長の報告を求めます。 139: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 140: ◯6番・総務建設経済常任委員長【小笠原陶子君】 ただいま、報告がございました調査事件2件、決定いたしております。
     そこに至るまでには、1月11日と1月26日、また2月14日において調査研究を進めております。  そして、メールも活用して、ちょっとコロナ絡みで出てこられない委員もいた時期でございまして、メールなどでも意見交換をいたしました結果、先ほど課長のほうから読み上げた案件を進めることといたしました。  また、申し上げました2月14日には、職員に来ていただいて、町の公共交通施策について説明を求めております。  以上のことで、調査事件1、新庁舎整備に求められる機能についてと、2、地域公共交通の在り方についてを継続調査していきたいと思いますので、皆様のご賛同よろしくお願い申し上げます。 141: ◯議長【根岸ゆき子君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                  (「なし」との声あり) 142: ◯議長【根岸ゆき子君】 質疑なしと認めます。  これより採決に入ります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 143: ◯議長【根岸ゆき子君】 起立全員であります。よって、本件は報告のとおり可決されました。  ────────────────────────────────────────────  日程第4 教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について 144: ◯議長【根岸ゆき子君】 日程第4「教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。 145: ◯議長【根岸ゆき子君】 職員をして朗読させます。 146: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 147: ◯議長【根岸ゆき子君】 委員長の報告を求めます。 148: ◯議長【根岸ゆき子君】 一石議員。 149: ◯4番・教育福祉常任委員長【一石洋子君】 教育福祉常任委員会委員全員で、1月13日に継続調査について勉強会を開催しました。  その議論を基に、3月1日、教育福祉常任会をもちまして継続調査の対象を決めました。  二宮町の子育てのまちとしての価値を高めるために、子供の権利に関わる喫緊の調査、そして提案するべき現場の案件に柔軟に対応しながら研究を進めたいとなりまして、大項目として、子供の権利について、中項目として、学校での子供の権利について、地域における子供の権利について、継続調査としていくことを決めました。  ご賛同よろしくお願いいたします。 150: ◯議長【根岸ゆき子君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                  (「なし」との声あり) 151: ◯議長【根岸ゆき子君】 質疑なしと認めます。  これより採決に入ります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 152: ◯議長【根岸ゆき子君】 起立全員であります。よって、本件は報告のとおり可決されました。  ────────────────────────────────────────────  日程第5 政治倫理推進特別委員会の閉会中の継続調査について 153: ◯議長【根岸ゆき子君】 日程第5「政治倫理推進特別委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。 154: ◯議長【根岸ゆき子君】 職員をして朗読させます。 155: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 156: ◯議長【根岸ゆき子君】 委員長の報告を求めます。 157: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 158: ◯5番・政治倫理推進特別委員会委員長【渡辺訓任君】 政治倫理推進特別委員会から、閉会中の継続調査について報告をいたします。  本定例会初日3月6日に、本委員会の設置と構成が決まりました。  本委員会の目的は、最初に、政治倫理規定の実効性を高めるため、法制化のレベルを含む取決めの形式、条例規則、規程、要綱などを定めるということです。  2点目には、体制、組織、事案発生時の流れ、3点目には研修の実施を行い、議会に提案をしてまいります。  今後、目的に沿った取組を具体化する必要がございますので、閉会中調査を継続することを提案申し上げます。  ご承認をよろしくお願いいたします。 159: ◯議長【根岸ゆき子君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                  (「なし」との声あり) 160: ◯議長【根岸ゆき子君】 質疑なしと認めます。  これより採決に入ります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 161: ◯議長【根岸ゆき子君】 起立全員であります。よって、本件は報告のとおり可決されました。  ────────────────────────────────────────────  日程第6 議会運営委員会の閉会中の継続審査について 162: ◯議長【根岸ゆき子君】 日程第6「議会運営委員会の閉会中の継続審査について」を議題といたします。  議会運営委員長より、次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項審議のため、議会運営委員会を継続審査としたい旨の申出がありました。賛成の議員の起立を求めます。                     (賛成者起立) 163: ◯議長【根岸ゆき子君】 起立全員であります。よって、本件は可決されました。  ──────────────────────────────────────────── 164: ◯議長【根岸ゆき子君】 これにて本定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。  本定例会を閉会するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  長い間、議会のご審議、お疲れさまでした。  今議会中に、日本中が沸いたワールド・ベースボール・クラシック、日本に大きな感動をもたらしてくれました。チームジャパンは、その目的を1つにして戦った強さと優しさが世界中に共感を呼びました。  二宮町の予算審査では、先ほど、皆様、討論で議員の皆様方から述べられたように、多岐にわたって様々なご議論をいただきました。  懸案事項とも言える庁舎建設や小中一貫教育推進のための予算も承認の形となりましたが、思いは様々にあります。しかし、執行者側も議会側も、目的は町民の幸せな暮らし、子供たちが夢を持てる二宮での生活にあるのではないでしょうか。  本日も、議長室や庁舎1階ホールの窓からは、桜がちょうど額に飾られたように美しく咲いております。言うなれば、WBCチームジャパンは、大きく咲き誇る桜ですが、未来の二宮町は、癒やしの静かな桜がいつも咲いている、私の目にはそのように映ります。  本会議はセレモニーのようでいて、ハプニングも起こります。  令和5年度も、お互いに乗り越える力を発揮して過ごしてまいりましょう。よろしくお願いいたします。  そして、この3月議会をもちまして、ご退任される二見議会事務局長、長い間、町のためにご尽力いただきまして、誠にありがとうございました。  すみません、私の2代前の議長時代から、議会事務局長をお務めいただきました。  規律を重んじる方であると同時に、子育て中はその時代、イクメンとしても家族を大切にし、そして二宮町をこよなく愛する方でおられます。  これまでのご経験やご功績を生かし、今後も町職員の手本となり、支えとなる存在であってください。お願いいたします。  では、局長からも一言お願いいたします。 165: ◯議会事務局長【二見敏夫君】 長い間、お世話になりました。ありがとうございました。  ──────────────────────────────────────────── 166: ◯議長【根岸ゆき子君】 これをもちまして、令和5年第1回二宮町議会定例会を閉会いたします。  お疲れさまでした。                                   午後4時03分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。       二宮町議会  議  長  根 岸 ゆき子              署名議員  一 石 洋 子              署名議員  古 谷 健 司 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...